本の紹介(2)

本の紹介(2)

本日は、「母親の孤独から回復する:虐待のグループワーク実践に学ぶ」という、村上靖彦氏の本をご紹介します。

昨今虐待の問題が耳目を集めるようになっています。そして、養育者や児相などの取り組みに対する批判が多く聞かれます。けれども、批判は時に責任逃れに過ぎない、問題解決には繋がらない。

 

こちらの本では、虐待をしてしまった母親たちへのグループワークの手法を通した実践の記録が載せられています。彼女たちもまた傷つきを抱えており、回復し得る存在であることが痛いほど伝わってきます。また、精神分析的な臨床の眼差しや、グループの力について改めて感じさせられ、私にとっては力が湧いてくるような本でした。

 

私どもも、心の中に孤立感(「誰もわかってくれない」「私だけが頑張らなきゃいけない」などのこころの声が表す感覚)を抱えたお母さんたちに対して、グループ手法を用いた援助を用意しております。

近々、そのご連絡をこちらに掲載予定です。

楽しみになさってください。

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