特別支援学校の先生からのメール

特別支援学校の先生からのメール

近々書籍が刊行される件をHPでご案内したところ、

以前、私の講演でお会いすることのできた先生から、嬉しいメールをいただきました。

改めて本書は、決して簡単ではない情緒の問題を持っている子どもたちとのかかわり-それは、教育する側からすれば、寄り添いましょうという単純な言葉で片付くものではない日々の忍耐と努力を要するものですが、そのかかわり-を、何とか良いものにしたいと四苦八苦していらっしゃる先生に、何かできないか、と思って書かれたものであったことを思いました。

本書の中でも触れておりますが、本書は、先生方や同じような苦労に忍耐強く向き合っている大人たちに宛てた手紙のようなものです。いただいたメールから宛先が、よりはっきりした気がしました。

 

このメールは、講演の中で触れた、「助けを求めることの重要性」に触れてくださっているものです。

以下、先生からのメールを紹介します。

 

(前半略)

先生の講義を伺っての2学期は、学年会でも「助けてください」と、言うことができ心が軽くなりました。

 

また、(難しさを感じていた生徒と)同じ障害のある生徒が転入したのですが、その担任に声をかけたところ、「すごく助かった」と、言ってもらえました。

その教員も文献を探しても「寄り添ってあげて」という趣旨の本しか見つからなかったらしく、先生の御著書を是非読みたいと申しておりました。

 

なるべく大声を出して、言えずに辛い思いをしている同僚に気付いてもらえるよう頑張ります。

 

まとまりのないメールで貴重なお時間をさいてしまい申し訳ありません。今後ともよろしくお願いいたします。

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先生や支援の立場にある人が、助けてということは、実は簡単なことではありません。あるいは、うまくいかなくなっている人ほど、助けてというのは難しいことなのかもしれません。そのことがどうして起きるのかについての考察も、書籍の中で詳しく触れています。ご関心のある方、読んでいただければ幸いです。

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